2005-01-01から1年間の記事一覧

スノンボンバイユック

ここの村までの移動は、とにかく大変だ。この前のクアラシンパンウリム村が橋とあぜ道の移動が面倒だというならば、この村は、ぬかるみがとてもひどい。舗装されていない雨季のアチェの道は、路面がドロドロ。ひとたび、バイクのタイヤが道に挟まると、スリ…

12・26 津波後一年の村の道

インドネシア東アチェ県、クアラシンパンウリムという漁村に行く。 DNA遠藤さん曰く、ほんの2ヶ月ほど前までこの村まで行くためには、国軍の厳しいチェックがあったという。断っておくが、今回この村に行くまで合計3回ほど、地元の警察に自ら出頭し、事前に…

空港のタバコ風景

22日に日本を発ち、いま、インドネシア・アチェ州のロクスマウェと言う町にいる。ここに来るまで、3つの空港を乗り継いだ。マレーシアのコタキナバル、クアラルンプール、インドネシアのメダン、そして、バンダアチェ、バンダアチェで一泊した後、ロクスマウ…

NHK紅白歌合戦

昨日、実家の話題が出たので、実家の年末について。 年末年始は、取材に行くことになり、実家に戻れなくなった。 大晦日、家族の中で毎年NHK紅白歌合戦を楽しみにしているのは、今年92歳になる父方の祖母だけだ。 父親は格闘技の番組をここ数年よく見ている…

テロ

実家の姉から以下のメールが16日に送られてきた。 今月25日博多駅でテロがあるらしいけど、知ってる?友達が先生してて、生徒の弟が博多駅でイラク人らしき人に道案内したら、あんたは親切やったから教えるけど25日に博多駅?でテロがあるって言われたら…

エレベーターの男の眼

実は僕は11月1日にアフガンから帰国し、ある孤高なフォトジャーナリストの映像編集の事務所で、短期間の働いていた。先週、その仕事が終わった。 建物の11Fに事務所があり、セキュリティのため顔を認識する機械がある。無表情で認識カメラの前に立ち、顔の…

対話2回目 麻生高校―カライチャルディ高校

対話プロジェクトのため、カーブル市の西に位置するカラヒチャルディ高校へ。本日の対話は、麻生高校とカライチャルディ高校。 これまで機材のことで一杯一杯になっていた。金沢総合高校の小野先生に提供していただいたパソコンは調子が不良だった。そのため…

「モハマディンのラマザーン」「モハマディンの結婚」

「モハマディンのラマザーン」 今日は、KCC(カーブルカウンティングセンター)に、選挙の経過を調べに行った。その道中、通訳のモハマディンが「やべーちゃ。カードを家に忘れた」と言う。選挙取材用のプレスカードを忘れたのだ。これから向かう場所が、選挙…

〔対話プロジェクト実施〕

「対話プロジェクト」①本日、対話プロジェクトが行われた。いよいよ初日。前日まで、機材等の準備に追われ、ここまでやっと来たという感じだ。昨日の遅くまで、日本側と、本番の準備が行われた。これまで、何度もテストを繰り返した。 実は一昨日の3日の夜ま…

「マザリシャリフの夜」

マザリの夜は、静かだった。定食屋は午後7時半頃閉まっていた。滞在したのは3日間だったが、夜は全てカバブを持ち帰りにして、下宿先の事務所で食べた。この事務所というのは、カーブルで下宿のお世話になっている日本の商社のマザリ事務所である。事務所の…

〔マザリシャリフ〕

「マザリへ」 昨日、マザリシャリフへ移動の予定だったが、本日、移動になった。アセフ・大学生の立候補者(25)がおとといの夜、移動ができなくなったことを、電話で伝えてきた。彼と一緒にマザリに行く人の車が故障していると言うことだった。 そのため、…

〔カーブルの高校〕

「カーブルの高校」 昨日と今日で、対話プロジェクトの学校の生徒が全て決定した。すでに、学校は決まっている。カライチャルディと、デイクパック高校だ。 こちらのクラス10は、日本の高校生の高校一年になる。日本では何か特別な理由がない限り、15・16歳だ…

〔弟ラザのエレベーター〕

「弟ラザのエレベーター」 通訳のモハマディンは、今日別の仕事が入った。弟ラザが本日の仕事を行うことになった。デイクパックという高校に行った。学校の雰囲気がほぼ女子高なので、滞在しているときホントに気を遣う。学校の中がまるで子どもに占拠された…

〔アフマドの飯〕

「アフマドの飯」 現在お世話になっている下宿先に、家事全般をやってくれる男がいる。彼の名前はアフマド・ドゥラー(34歳)本日、彼は自宅に戻った。 一週間の中で木曜日の夜から、土曜日の朝まで自宅に戻る。こちらの休日は金曜日。彼には家族がいる。妻…

「牛肉屋の男に感謝」

「羊肉屋と牛肉屋」 これまで撮った素材のコピーを行う。コピーと言ってもこちらから日本に素材を題材ごとにまとめてコピーして送る。その間、対訳やコンテンツをできるだけ作る。 電気事情のため、こちらで作業を行う場合、昨日21日の夜7時から明け方の3時…

「アフガンの床屋」

「髪型」9月20日に髪を切った。昨日の日記では軽く考えていたが、出来上がった髪を見てアラ不思議だなあと思った。 通訳のモハマディンが床屋に行くと行ったので、僕もついでに髪が伸びていたので、彼と一緒にカーブルの床屋に行った。こちらの髪型の流行は…

〔映画『アフガン零年』の監督と遭遇]

「アフガン零年の監督の遭遇」昨日ネットカフェに行き、日本へのメールを送った。いつもネットカフェでノートブック専用席を使用しているのは、渡辺さんと僕くらい、そのほか、仕事で滞在しているヨーロッパ人しか見かけない。昨日に関しては、その席にアフ…

〔選挙当日〕

「選挙当日」 選挙が行われた。 車窓から満月が沈む。 朝、車から流れるラジオで「選挙について」と言うフレーズを何度も聞いた。今朝4時に起きた。昨日、選挙準備を満タンにした。投票会場に向かった。僕が取材した投票会場は、カーブルから車で1時間のカラ…

〔インターネットカフェ〕

「インターネットカフェ」 今日、町中のインターネットカフェに行く。そこで、日本と対話プロジェクトの実験をした。ネットカフェの店員アブドラ・サダール(21)に、前日、3時から日本とコンタクトするから、席を一つ予約したいと申し出たら、快く引き受け…

〔カラコム村〕〔シャルワルカミース〕

「カラコム村」 今日、カラコム村に行く。3年前、DNAがお世話になったところだ。そこの村で、かつて取材させていただいたアブドラ・ガフール(31)に会う。到着するや否やかれはでむかえてくれた。すぐさま、彼はぶどう畑を見せてくれた。ぶどうはカラコムで…

〔アフガニスタンの大学生〕

「アフガニスタンの大学生」 明日の朝、つまり、9月16日の午前7時にアフガニスタンの選挙前の運動がすべて終わる。本日は渡辺さんと別れて、一人で行動することに。渡辺さんは、シュマリ平原のカラコム村に行く。 かつてコマンダーだったハッジ・ムハンマド…

〔朝の風景〕〔緊張した空気〕

「朝の風景」 今日も一日カーブルにいた。カーブルの交差点は、いろんな人がいる。大都市の中にいると、昨日の村では見かけない表情を目にする。交差点で、地雷で足を失った男やめくらの男が喜捨をするように頼んだり、少年が新聞やチューイングガムを売った…

〔アフガニスタンの田舎の空気〕

「アフガニスタンの田舎の空気」 今日、シュマリのと言う地方のカラコム村に行った。三年前DNAが取材した土地。現在はのどかで、ひっそりとした農村だ。しかし、ここも数年前までは、内戦の激戦地だということ。また現在でも砲弾が落ちていて、地雷の処理は…

〔インド人コミュニティ〕

「インド人コミュニティ」 現在、渡辺氏と若い女性の候補者を追っている。前回も説明したと思うが、彼女はカーブル生まれのイラン育ちの26歳。名前はサブリーナさん。彼女は演説のために、カーブル市にあるシーク寺院を訪れる。シーク教徒は普通イメージされ…

〔学生出馬〕

「選挙」 今日は日本では選挙の投票日のはず。ニュース速報がたくさん出ていることだろう。ここアフガニスタンでも今日は、選挙運動真っ盛りだった。カーブルに選挙に出馬する大学生の候補者アーセフ・ホサイにと言う若者がいる。彼はカーブル大学の政治学を…

〔休日〕〔選挙〕

〔休日〕 本日は金曜礼拝なので、アフガニスタンでは休日だ。そして、マスードが暗殺されて4年が経つ。アフガニスタンでは休日だ。午前中はネットの環境を整えるため、ソフトをダウンロードした。渡辺さんと、通訳のモハマディンと3人で出かけた。途中道すが…

〔帰還難民〕〔スプリーム〕

〔帰還難民〕カーブルの米軍基地の近くに、帰還難民の家がある。帰還難民はほとんど山の上で生活する。 勿論舗装されていない山道を車で上る。通訳のモハマディンの車は、韓国のヒュンダイ。カローラタイプの車。砂埃に車は適していないので、山道を行くと、…

〔熱〕

9月6日昨日の夜から、激しい頭痛と下痢に見舞われる。手元に体温計はないが、39度以上はあるのかもしれない。ボーッとしてなにも手につかない。食事等に、どんなに気をつけていても、現地、特有の風邪の洗礼を受けることになるみたい。ある意味、日本で慣ら…

〔町の様子〕〔選挙〕

〔町の様子〕 ①まず初めに、カーブルの町が見渡せるTV塔が立つ小山に登りました。小山といっても下町から500mほど車で上ったです。そこから市内が一望できます。市内を眺望できる山頂ちかくにも家がありました。 その中に、現在建設中の家もありました。山…

〔到着して〕〔予定外の出来事〕

〔到着して〕近所にインターネットカフェがあったので、今後も頻繁に利用ができそうだ。ただ、利用ができると言っても、太陽がある内に少しづつ行動しなければならない様子。昨日の夜、現地の商社の方とカーブルの町を散策したが、カーブルでは9時頃まで町は…