2008-01-01から1年間の記事一覧

パオ語とトゥンユーズ語

ダンという在日ビルマ人と共に、高田馬場に行く。 目的は、パオ語をわかるとされるコン・アウンさんという在日ビルマ人に会うためだ。JR高田馬場駅を降り、アトムやブラックジャックの手塚治虫の絵が描かれた高架橋をくぐる。ダンの案内で、目の前にあるシ…

編集の翻訳について

途中報告です。 前回の日記でお知らせした、英語の翻訳をやっていただける方が現れました。 すこし、ほっとしています。 ただし、これまで現地語の日本語訳を自分の身内で出来るだけ頑張っているのですが、予想以上に手こずっています。 身内というのは、学…

英語訳のお願いです。

左の記事が西日本新聞に今年の6月30日版に記録映画の取材のことが掲載されました。 今年のお盆、祖母の初盆のために実家へ帰った時に、この記事に目を通してくれていた小学校の同級生から、ラーメン屋でチャーハンセットと生ビールをおごってもらうことにし…

雷の中

午後、9時頃から東京では、雷がひどかった。 喪服を借りに、恵比寿に住む同じ中学の先輩の家に行った。 雨がひどくなり、野良猫が家に上がりこんで、膝の上にちょこんと座る。 先輩の奥さんから、腹が減ったでしょうと、カレーライスをいただいた。 カレー…

伊藤さん、ご苦労様でした。

8月26日、夕食のため外出し、編集室へ戻り、テレビをつけると、アフガンのペシャワール会の伊藤和也さんが映っていた。編集の辻井さんに「大丈夫、伊藤さん現地の人に信頼されているから」と言い、僕は、そのままアパートに戻った。以前、伊藤さんに大変…

京都の花岡さん

機械油のにおいがする自動車工場に行った。バンコクの中心部からチャオプラヤ川を隔てたトンブリー。工場の前にトヨタのロゴがある、車の修理工場であった。 「日本の人ですか?何の用ですか?」花岡稔さん(84)は、僕を先に見つけられた。身の丈180cmはあ…

ブラジル生まれの坂井さんの日本

「オハヨウゴザイマス。オヤスミナサイ。モノヲダイジニシナサイ。ギョウギガワルイデス。それと、学校に行く前によく言う…ガッコウ二イッテキマス」と坂井さんの葬式が終わった日に、孫のカポークさん(29)とキャンディさん(26)に、祖父坂井勇さんに教え…

沖縄の伊波さん(3)

「80歳になり、私が一番年寄りだろうと思って、沖縄の国頭郡に一時戻ったら、私よりも年寄りが多く、100歳の老人からまだまだ若いからもう少し年をとって戻って来なさいといわれました」伊波さんが故郷に戻った様子を上のように笑いながら話された。 伊波さ…

長崎の藤田松吉さん

「今の日本の連中とは話が通じん」長崎県生まれの藤田松吉(90)さんは初めて自宅へ伺った日にそう煙たがれられた。以来、話が通じるようになるべく僕は、何度も足しげく通うことになった。 僕が通いだした頃、なんでも同時期に藤田さんを取材していたある…

木曽川の古山さん

バンコクの中心部にサイアムという駅がある。この地区に、日本の元兵隊さんがいるという話を聞きつけた。古山十郎さんという名前と住所の情報。事前に、今度、尋ねますと電話を鳴らしたが、だれも出ない。 サイアムは日本や欧米からの買い物を楽しむ観光客が…

そばどころ小千谷の中野弥一郎さん

「子供のころお父さんが頻繁にそばを打って作っていましたが、当時はあまり食べませんでした」2007年の大晦日をメーソットの中野弥一郎さんの家で過ごした。中野さんはそばどころで有名な新潟県の小千谷で生まれたにもかかわらず、あまりそばを食べることが…

正月の餅つき

今年の正月と、去年の正月坂井さんの自宅にお邪魔した。昨年は、坂井さんはお元気だったが、昨年の5月9日に亡くなられた。 偶然の巡り会わせというのか、坂井さんの家に再びお邪魔する予定だった昨年の5月9日が坂井さんの命日となった。結果として亡くなら…