福岡の映画館

福岡の映画館情報がすごくさびしい状況になっている。
ミニシアターが1つだけになっている。
記憶にあるだけでも、ミニシアターは

KBCシネマ
シネテリエ
ソラリアシネマ
シネサロン・パヴェリア
シネリーブル博多
と五つくらいあった。

あと、ミニシアターではないけど学生時代の先輩がバイトしてた
中洲大洋か。これは閉館の予定はない。

ただ残るは拙作「花と兵隊」を上映してくれたKBCシネマだけだ。
新作「相馬看花」は福岡の劇場で上映できるのか。

今月末でソラリアシネマが閉館だという。
確か高校生は再上映の映画は500円で見れた。
北野さんの「HANA-BI」ジャックニコルソンの「恋愛小説家」はたしか、ここで見た。
2007年には3月末には百道にあった「シネサロン・パヴェリア」が閉館していた。
たしか「デカローグ」特集や小栗さんの「眠る男」をやっていたコアな映画館だった。
繁華街から遠く、自転車をこいでよく通っていた。

2011年の5月にはシネリーブル博多が閉館。
たしか、ハル・ハートリーの「ヘンリーフール」をやってたり
大島さんの「愛のコリーダ」をやっていた。
あと緒方さんの「独立少年合唱団」もここで見た。
2009年10月にはシネテリエが閉館した。
親不孝通りという福岡の繁華街の奥にあるこの映画館では
トレインスポッティング」「萌の朱雀」など、
高校生の時に刺激的な映画をたくさん見た。
とくにここでは何本も映画を見た。
繁華街の奥にあるために、カツアゲにあわないように映画の上映が終わって
駆け足で駅までもどっていた。
台湾の蔡明亮(ツァイミンリャン)の「Hole-洞」を見て
映画では、絶えず雨が降っていて、「ずっと雨が降っている」という印象がのこっていた。
そして映画館をでたら、その夜空が奇麗に晴れわたっていた。
効果的な雨の印象が強く、映画館で見る映画の力だったのを覚えている。

映画館で映画を見るという体験が今後福岡であまりできなくなるというのは、
今は東京にいるけど、なんだか、その状況があまりにもさびしい。