試写状況

タイの外国人記者クラブ「FCCT」で、4日の午後8時から上映された。
通常はビールを飲めて食事もできるため、サロンのように使われている。
普段から欧米系メディアの記者でにぎわっている。
対外的に外国で上映するのも初めて。
それで、英語版の「花と兵隊」を見てもらった。
会場で反応を伺っていた。
上映中に狙っているところで、笑いも起きて良かった。

上映後、記者からの質疑応答がはじまる。
「彼ら(未帰還兵)は戦前のオリジナルな日本人と思った。
日本の土地を知らずに、生きている。
日本の戦前と戦後における、日本人の資質の違いはなんだ?
また、彼らは日本に帰った兵隊と比べると、
ここに残って幸せだったと思うか?」
と映画の内容を聞かれたので、それを言える英語能力ではない。
これから記者から聞かれる内容を英語で答えることができない。
汗が坊主頭に噴き出してきた。
その時に、劇的な形で
FCCTの会員のNAOKOさんという方が通訳に入ってくれた。
何から説明すればいいのか、言っている途中から
自分が何を言っているのかさっぱり分からなくなった。
それが、40分もあった。
大変だった。

司会をやってくれたジーニーから
藤田さんのセリフで「戦争で、勝ったとか、負けたとか、それは向こうの親方が決めるんだ」
いつの世でもそれが常だと言われた。